関 けんいち 議員

健全財政のもとで住みたいまち・
住み続けたいまちを目指せ

目黒区議会本会議の映像(録画)

〈財政の見える化〉
質問
(1)財務諸表について、
(ア)過年度から分析し、現時点の財政評価を伺う。
(イ)本区と他自治体との比較状況を伺う。
(2)公表について、
(ア)財務分析には将来への負担や資産形成余力の評価などがある。分析指標の意味を解説し、経年変化と他自治体比較を公表すべきでは。
(イ)区報特集号等で、財政状況の経年変化と他自治体比較を公表すべきでは。
(ウ)決算時に議会へ公表すれば的確な財政審査が期待できるが、所見を伺う。

区長
 (1)(ア)貸借対照表や行政コスト計算書に、経年比較分析等を加えるなど、区財政評価も示している。
(イ)比較はできていないが、調査・検討していく。
(2)(ア)指標を分析し報告書に記載のほか、経年変化が分かる工夫をしている。自治体比較は、資産把握状況や公表時期が異なるため、今後の課題である。
(イ)図式化し、専門用語解説を付すなど分かりやすい工夫をしている。
(ウ)9月議会での公表は難しいが、早期の公表に努める。

〈空き家・空き部屋対策〉
質間

(1)住宅マスタープランに掲げた施策の進捗を伺う。
(2)国・都が行う住宅セーフティネット整備推進事業(※)の利用状況を伺う。
(3)区内、近隣区に通う学生に向けSNS等を用いて区内永住希望を調査し、住みたいまちの具体化や下宿先としての空き部屋活用の検討について伺う。

区長
(1)空き家の活用方法は、国・都の補助制度の活用や、区としての活用を検討している。
(2)平成24年度は国の補助制度活用が1件、他は不明である。
(3)若い人の区内居住定着や空き部屋の有効活用について、引き続き調査研究をしていく。

〈不燃化10年プロジェクト(※)〉
質間

地区計画では沿道住民からの要望を前向きに勘案すべきだが、所見を伺う。

区長
適宜、都にも協議会等に出席を要請し説明を求めるなど、不安解消に努める。地域住民の要望等を真摯に受け止め対応する。

【用語解説】
※住宅セーフティネット整備推進事業: 空家を有効に活用し、住宅確保要配慮者の居住の安定確保と災害時の公的利用を可能とするため、改修工事費用の一部を補助する事業。
※不燃化10年プロジェクト:東京で大地震が発生した場合、木密地域で建物の倒壊や大規模な市街地火災が発生するおそれがあるため、東京の最大の弱点である木密地域の改善を一段と加速するためのプロジェクト。