議会運営委員会の行政視察は、当初10/8,9の予定が、台風13号の影響で飛行機が飛ばず一旦延期されましたが、年内に目的の視察が敢行できて良かったです。北海道の札幌市、江別市、芽室町の各議会の皆様及び議会事務局の皆様には大変にお世話になりました。心から御礼を申し上げます。

今回の視察のテーマが議会改革に関する取り組みという事で、訪問した3つの議会での様子を伺って参りました。議会改革というと、議会基本条例、通年議会、情報公開、議員定数、議員報酬、政務活動費、費用弁償、海外視察、議場での質問のやり方、委員会での自由討議、傍聴者への配慮、住民への説明会開催など様々な項目が上がります。目黒区議会においても、他の自治体と同様にこれまでも議会改革に関する見直しを討議しながら進めてきており、過去には議員定数や政務活動費、費用弁償等を見直しました。特に、平成23年度には、目黒区における財政健全化を進める視点で、議員報酬、政務活動費、海外視察に対する在り方などが時限的ですが見直すに至りました。

議会の在り方の適正化を求める議会改革を進める事となると、住民側に立った議論は大事ですが、パフォーマンス、大衆迎合に陥らずに取り組む事が適正な在り方を見極めるには大切ではないかと考えます。そうした視点で今回の視察に臨みました。

視察先の3つの自治体は、それぞれ改革項目を進めている点で、目黒区議会よりもかなり真剣に進めており、改革の本気度を感じました。まだ道半ばで発展途上だと全国1位に評価された芽室町議会では謙虚に受け止めており、住民に開かれた姿となるには、粘り強く継続した努力が必要である事を学びました。様々な改革項目も進め方、決め方によって良し悪しが出るようで、試行錯誤を繰り返し、それぞれの議会にあったやり方を探る必要もありそうだと感じました。

目黒に戻ってから、議会改革について検討するに当たり、今回の視察は大変参考になったと思います。住民の皆様のためになる議会を目指し、これからの改革に真剣に向き合いたいと存じます。